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アイマス楽曲の歌詞をテキストマイニングしてみた【シャニマス編その2 全体曲編】

歌詞からシャニマスっぽい曲とは何かを考える記事 その2です。

 

前回の記事

anicca.hatenablog.jp

はじめに

前回の記事をご覧いただいた方、ありがとうございます。私が想定していたよりも多くの方に記事をご覧いただけているようで、嬉しいです。

私自身アイマスの考察に長けている訳でもなく語彙も多いという訳でもないので、少々読みにくい箇所や考察が甘い部分が存在したりするかもしれませんが、お付き合いください。

今回もシャニマスっぽい曲とは何かをテキストマイニングを用いて探っていきます。
前回ユニットごとの結果を考察すると書きましたが、ちょっと予定を変更して今回は全体曲について更に深掘りをしていこうと思います。

方法

今回も「KH Coder」を用いて、テキストマイニングを行っていきます。

具体的な方法については割愛します。前回の記事をご覧ください。

対象

2020/11/9までにCDとして発売されているシャニマス楽曲の全体曲 計10曲

頻出語

まずは今回も歌詞の中に出てきた上位30語を見てみましょう。

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Pa」や「La」は楽曲「SNOW FLAKES MEMORIES」の中で繰り返し用いられているためかなり上位に来ていると思われます。ただし1曲で多く用いられているのでは、シャニマス楽曲によく用いられている単語とは言い難いでしょう。

そういった1曲集中の単語を抜きにすると、最も用いられているのはやはりシャニマスの象徴とも言える単語である「空」でしょう。この点は前回の結果と同じです。

共起ネットワークを見る

次に「共起ネットワーク」という頻出語を視覚化した画像を見てみようと思います。

今回も「未知語(品詞が分析出来ない語)」を除外して画像化しています。

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左:全曲 右:全体曲のみ

円が大きくなるほど単語が多く用いられいるという意味になっています。線で結ばれている単語は頻繁に共に出現しやすい単語です。同じ色の円は結びつきの強い単語をグループ分けしたものです。

正直言ってしまうと前回と配置は変わっていますが、単語の変化は大してありません。

結びつきの強い語もそれほど変化は無いように見えます。が逆にこの結果を逆手に取ると、全体曲を聴けばシャニマスというブランドのイメージが掴みやすいという事になります。(まあどのブランドもそうと言われたらそれまでなんですが…)

さてこれだけで終わらせるのは何かアレなので、楽曲ごとの頻出語を視覚化した画像も見てみましょう。

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こちらは未知語を含む登場回数が5回以上の単語を楽曲ごとに視覚化した画像です。

「Spread the Wings!!」「Ambitious Eve」「シャイノグラフィ」の3曲はシャニマスの周年曲に位置する楽曲です。上の画像を見るとこの3曲を含む6曲には「空」という単語が多く用いられているようです。やはり「空」はシャニマスにとって重要なワードであるのは間違いなさそうですね。

一方で「SNOW FLAKES MEMORIES」に関しては全く線が繋がっていないことから、普段の全体曲のイメージ、つまりシャニマスのイメージを反映させた曲というよりは、冬であったりクリスマスといったイメージに合わせた曲である事が考えられます。「SWEET STEP♡」に関しても同様の考え方が適用できると思います。

次に「Spread the Wings!!」と「Ambitious Eve」の周辺を見てみましょう。特徴的なのが両曲とも「今」や「夢」といった期待を膨らませるような語が用いられているという点です。

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「今」や「夢」といった単語は「これからの成長を予感させる」といった意味で用いられているようです。

一方3年目の始まりを飾る楽曲となった「シャイノグラフィ」はどうでしょうか?ここには表などは出していませんが「夢」は1回、「今」に関しては1度も用いられていませんでした。

これはつまり3年目から見た今、アイドル達は最初(「今」)に掲げた「夢」が見事に達成出来ている(着実に成長している)と考えても良いのではないでしょうか?

ちなみに「FUTURITY SMILE」のFUTURITYは「未来」という意味があり、「Spread the Wings!!」や「Ambitious Eve」にイメージがとても似ていますが、画像を見ると「希望」や「叶える」、「変わる」といった「進展」や「変化」に関する語が多く用いられている事が分かります。この楽曲の入ったCDが発売されたのは2020年の1月、2周年の直前でした。

つまり、3年目に向けてこの頃には既にアイドル達は「大きく変化を遂げている」もしくは「変化を求めていた」と考えて良いのではないでしょうか?

そして「変化」に関する単語が用いられているのは、先ほど挙げたように「最初に掲げた夢が達成出来ているから」ではないかと私は考えます。

W.I.N.G.編やファン感謝祭編からG.R.A.D.編に至るまでの変化や成長が、実は歌詞にも表れていたのかもしれませんね…

まとめ

以上の結果をまとめると以下のようになります。

  • シャニマスにとって「空」は象徴的な語であると言える
  • 全体曲を聴けばシャニマスのイメージを掴みやすい
  • 3年目の今、アイドル達は確実に成長を遂げている

補足すると「シャイノグラフィ」で「夢」や「今」といった語が用いられなくなったのは、決して「やる気を無くしてしまった」というようなネガティブな意味ではありません。アイドル達は次のステップに向けて歩み始めていると考える方が自然です。

 

最後にこの連載の最終目標を何となく決めてみようと思います。実を言うと最初はアイマスの楽曲全曲でテキストマイニングをしてみようと考えていたのですが、とにかくあまりにも楽曲数が多すぎて個人でやるには無理があるという事で断念しています。

ただシャニマスに限ればまだそれほど曲数も多くないため、じゃあだったらまずシャニマスの曲だけでやってみようと思い今この記事を書いています。

という訳で一旦目標は、シャニマスの楽曲をテキストマイニングした結果を一通り記事に書くという事に定めようと思います。

次回こそはシャニマスのユニットごとの結果を考察したいと思います。記事はなんとか今週中に出せるように頑張ります…無理でしたごめんなさい。しばらく忙しい期間が続くので落ち着いたら書きます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

次記事

 

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