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アイマス楽曲の歌詞をテキストマイニングしてみた【シャニマス編その3 イルミネ編】

歌詞からシャニマスっぽい曲とは何かを考える記事 その3です。

 

前回の記事

anicca.hatenablog.jp

はじめに

 

今回もシャニマスっぽい曲とは何かをテキストマイニングを用いて探っていきます。
前回は予定を変更して全体曲についてテキストマイニングを行いシャニマスらしさを探ってみました。

今回からはユニット別にテキストマイニングを行っていこうと思います。ユニット編初回はillumination STARS編です。よって「シャニマスらしさ」というよりも、「イルミネらしさ」を探っていこうと思います。

※この記事にはコミュのネタバレが若干含まれています。ご注意ください。

方法

今回も「KH Coder」を用いて、テキストマイニングを行っていきます。

具体的な方法については割愛します。初回の記事をご覧ください。

anicca.hatenablog.jp

対象

2020/11/25までにCDとして発売されているイルミネーションスターズ楽曲 計6曲

頻出語

まずは今回も歌詞の中に出てきた上位30語を見てみましょう。

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当然ですが、「go」や「HEY」など繰り返し用いられている語は上位に来ています。というか上位6語ぐらいは全て「We can go now!」の歌詞に頻出する語です。歌詞としては楽曲冒頭の、

We can go now! We can go now!

ひとりじゃないよね

We can go now! We can go now!

とびっきり笑顔でいこう

 の部分です。この歌詞の「We can go now!」が頻繁に登場します。

こういった1曲で多く用いられている語は、イルミネらしさを推定する語とは言えません。

そういった1曲集中の単語を抜きにすると、最も用いられているのはやはりシャニマスの象徴とも言える単語である「空」です。おそらく今後も「空」は頻繁に登場すると思います。
※まだ全ユニットやってないので断定できませんが…

また「繋がる」という語が9回登場しているのが目を引きます。これについては後ほどまた書こうと思います。

共起ネットワークを見る

次に「共起ネットワーク」という頻出語を視覚化した画像を見てみようと思います。

今回も「未知語(品詞が分析出来ない語)」を除外して画像化しています。

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この画像はイルミネ楽曲の中で単語が4回以上登場した語のうち、特に繋がりが強い単語を視覚的に表したものです。

円が大きくなるほど単語が多く用いられいるという意味になっています。線で結ばれている単語は頻繁に共に出現しやすい単語です。同じ色の円は結びつきの強い単語をグループ分けしたものです。

「空」と「虹」は前々回の全楽曲の際も繋がっていた関連の強い語です。ただし前回の全体曲の際には繋がりは見られませんでした。イルミネ楽曲の場合はここに更に「奇跡」が関連の強い語として登場しています。

正直この3語に関してはシャニマス全体として多い傾向なので特にいう事はありません。

さてイルミネ楽曲の特徴的な語として先ほども登場した「繋がる」があります。

登場する楽曲は「ヒカリのdestination」、「トライアングル」、「Twinkle way」の3曲です。

ヒカリのdestination 1番サビ後半部分

瞳のillumination
輝く無限の可能性
私たちの キ・セ・キ
繋がってく(繋がってく)ヒカリの束
その先へ

トライアングル 1番サビ前半部分

キミの好きなこと したいこと
まるごと知りたいよ 教えてね
点と点と点が繋がって星座がまたたくの

トライアングル 2番サビ後半部分

悲しさも くやしさも
涙も 指きりもチカラにして
そっと両手伸ばす 私の大切に触れたくて
繋がって トライアングル

Twinkle way 1番サビ後半部分

Twinkle way, my twinkle friends!!
心の中でいつでも繋がる
突き進もう 胸が高鳴る世界へ
夢が呼んでいる場所へ

 同じ「繋がる」でも若干意味が異なるように見えますね。

ですが共通して言える事として「3人の関係性を表している」という事が言えるでしょう。

どういった関係性なのか「ヒカリのdestination」の歌詞をピックアップして見てみようと思います。

先ほどの歌詞の中に、

繋がってく(繋がってく)ヒカリの束

 という歌詞が登場します。注目したいのは「繋がってく」の後の「ヒカリの束」です。光の束はイルミネの3人の事であると思います(そうだと思いたい)。そもそも光の束が繋がるとは???と一瞬なりますが、その前後の歌詞を見ると、

私たちの キ・セ・キ
繋がってく(繋がってく)ヒカリの束
その先へ

とあります。

「私たち」=イルミネの3人です。つまり「私たち(イルミネの3人)」は3人でイルミネである(ヒカリの束)ということを表現したいのではないでしょうか。

「私たちの キ・セ・キ」は各メンバーから見て「この2人に出会えてよかった」と言うような意味が含まれているように感じます。

もしくはこの歌詞の直前にある「輝く無限の可能性」から、「無限の可能性を秘めている」=「これから奇跡のような出来事を起こしていきたい(叶えたい)」という意味も持ち合わせているようにも読み取れます。

そして3人で「その先へ」=「未来に向かって」進んでゆくと繋がっていく訳です。

つまりヒカリのdestinationの「繋がる」というかその周辺の歌詞で伝えたいことは、

イルミネは3人で1つ(三位一体)。この3人で奇跡(のような出来事)を叶えていきたい。そのために3人で未来に向かって進んでゆく。

ということになります。楽曲が登場したのはシャニマスのゲームリリースと同じく2018年の4月周辺です。1年目に登場する楽曲の歌詞としては、非常にマッチしている歌詞と言えるのではないでしょうか。

また、イルミネ最初のイベントコミュである「Light up the illumination」にはイルミネユニットである風野灯織が、一人で頑張りすぎてしまう一面が描かれています。

灯織はコミュ内でユニットメンバーの大切さを知り考えを改めてゆくのですが、コミュ内では特に「繋がり」=ユニットメンバーの大切さについて強調されて描かれていると私は感じます。

このコミュはまさに「ヒカリのdestination」の歌詞を表したようなコミュであると言えるでしょう。

まとめ

  • イルミネーションスターズの楽曲の歌詞には「繋がる」が頻繁に登場する
  • イルミネーションスターズは三位一体、誰が欠けても成り立たない

信号機と呼ばれるブランドを代表するユニットなだけあって、王道のアイドルユニットであることが再確認できました。

何か後半はいつの間にかヒカリのdestinationの歌詞考察になってた気もしますが…まあこういう回もあるという事で...

次回はアンティーカについて見ていこうと思います。

追記

時間が取れないため、またしばらく次の記事が出せるまで時間がかかるかもしれません。12月中旬には次の記事を出せるように頑張ります。

おまけ

歌詞ごとの特徴を書こうと思ったのですが疲れてしまったので考察は無しで。おまけ程度にご覧ください。

余裕が出来たので軽く書いてみようと思います。

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ごちゃごちゃしていて見づらいですね。なので今回は最小スパニング・ツリーのみの画像(つまり共起性が強い語をプロットした図)も出してみます。

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空は当然のこと、未来や夢といったポジティブに繋がりやすい語が多く登場する印象があります。またヒカリや虹、眩しいなどの明るい(物理)な語も多く登場していますね。

おわり

次記事

anicca.hatenablog.jp

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